
エイチ・ツー・オー リテイリング(以下、H2Oリテイリング)と阪急阪神百貨店は、2022年12月にオフィスを移転しました。新オフィスのテーマは「業務効率化を推進し、新たな価値を創造する土壌としてのオフィス」。フロア面積3割削減・座席数5割縮小という条件のもと、ABW(*1)型オフィスへの転換に取り組み、その実現を支えるシステムとしてビットキーのworkhubを採用しました。入退室管理・会議室予約・座席予約・無人受付を一体で運用できる点が評価され、働き方DXと共創を促すオフィスづくりに活用されています。
今回は、オフィス移転の背景やworkhub選定の理由、新オフィスの運用について、H2Oリテイリング経営企画部の梶山さん、長谷川さんにお伺いしました。
*1 アクティビティー・ベースド・ワーキング(Activity Based Working)の略称。業務内容に合わせて働く場所を選ぶ働き方。
・旧ビルの老朽化に伴うオフィス移転
・フロア面積3割削減・座席数5割縮小でのABW型オフィス移行
・座席予約・会議室予約・無人受付・顔認証入退室を一体で運用したい
・ABW型オフィスに必要な機能をworkhubひとつで一体運用できる
・ホテリング機能で固定席からの移行をスムーズに設計できる
・システム連携のスムーズさと製品の将来性
・固定席中心からハイブリッドワーク+ABWの柔軟な働き方へ移行
・アポイント設定・会議室予約・受付・来訪者記録の手順を大幅に短縮
・社員にworkhubが自然に定着し共創を促すオフィス運用が進行中

梶山さん:もともと旧オフィスビルの老朽化に伴い移転が必要でした。移転を機に、生産性向上や効率化の観点で面積削減を進めるとともに、働き方DXを推進しようと考えました。
我々が主軸とする百貨店は、お客様に新しい価値やライフスタイルを提案する場所です。デジタル化が急速に進むなかでも、新しい体験を求めてあえて店舗に足を運んでくださるお客様がたくさんいらっしゃいます。そして、お客様自身がどんどん変化していく時代です。
そこで、ビジネスモデルのDXを考える第一歩として手掛けたのが、今回のオフィス移転と「働き方DX」です。働き方のDXという新しい価値に私たち自身が普段から触れていくことで、お客様への新しい提供価値を常に模索し提案できる体制を構築すること。この考えが、今回のオフィス移転で最も重要なテーマでした。

梶山さん:伝統的なオフィスの形から、一気に先進的なオフィスへ移行したことです。以前のH2Oリテイリングはオフィス出社を前提としたワークスタイルでしたが、この移転を機にハイブリッドワークの導入に舵を切りました。
今回の移転ではフロア面積3割削減・座席数5割縮小を掲げていたため、ABWの導入は必須でした。しかし、固定席があった状態から急にABWになれば社員に戸惑いや不安が生じると想定していました。そこで、ホテリングを導入し、出社したらまず自分の席を確保できる運用にしました。固定席に近い安心感を残しつつ、ABWへの心理的障壁を下げることがねらいです。
長谷川さん:文化定着の面で懸念していたABWですが、ホテリングを使っているおかげか運用もスムーズです。かつての固定席文化から、出社して一番にホテリング機能で「その日の席を確保する」という仕組みにしたことがうまく噛み合ったのだと考えています。


梶山さん:「業務効率化を推進し、新たな価値を創造する土壌としてのオフィス」がテーマなので、先進性が高くかつ使用感も良いシステムを求めていました。プロジェクトを進めるほど、要件や要望が多岐にわたって出てきたのです。
これらを踏まえて運用設計をしたところ、導入するシステムがバラバラだと運用上大変なことになると気づきました。理想は、ひとつのシステムですべてをカバーできることでした。
梶山さん:workhubひとつで、当社が目指す「ABWによる自律的で柔軟な働き方」を実現できることです。最終的にworkhubを含む2製品に絞り込んで検討しましたが、決め手は以下の点でした。
梶山さん:新オフィス自体が従来の働き方を大きく変えるものなので、社員が慣れるまで時間がかかることは予想していました。総勢約900人の社員に運用ルールを理解してもらうことには一番苦労しました。社内説明会の開催、ルールブックの配布、全員が見られるチャットでの発信、現地でのオリエンテーションなど、地道な活動を続けたことで社内の理解を深められたと思います。運用設計の段階では、ビットキーさんに新オフィスの全体像を踏まえて個々のシステムの運用まで一歩踏み込んだ相談ができたことも、順調な導入につながりました。


梶山さん:運用を始めてからしばらく経ちますが、戸惑いの声は聞こえてきません。むしろ社員の仕事にどんどん馴染んでいっています。主なメリットは以下の点です。
梶山さん:認証端末のスタイリッシュさはもちろん、workhubの「体験」やそこに至る「動線」すべてがスマートです。日常的に触れるものの品質が高いと生活の満足度も上がる――まさに当社が小売業を通じて提供している価値を、自分たち自身が日々実感しています。

梶山さん:メンテナンスのしやすさと利便性により、管理工数が大きく削減されています。社員の配置換えなどで設定変更が必要な場合も、workhubの管理画面から変更するだけで完了します。また、自動取得される入退室ログを活用すれば、社内で忘れ物があった際にその場所に座っていた人にヒアリングできるなど、副次的な活用も広がっています。
不明点があった場合もビットキーさんに問い合わせれば解決するという安心感も大きいですね。DXに前向きな企業や、働く場所に関する管理をひとつにまとめたい企業にはおすすめです。

梶山さん:workhubという製品・サービスそのものが進化していく様子が伝わってくるので、期待感があります。私たちも普段から共創やコラボレーションを意識しているので、ビットキーさんとこれからも情報交換をしながら、付加価値を一緒につくっていければと思っています。
ワークスペースの課題や、従業員の働き方に合わせたworkhubの活用方法をご提案させていただきます。お気軽にお問い合わせください。